面白い物語って何だろう。アノ物語が面白い理由とは?

誰もが漫画・アニメ・小説・ゲーム・映画の物語が楽しいと思った事があると思います。では何故、その物語は面白かったのか?なぜ引き込まれてしまったのか?それを自分なりに考えていき、面白い物語に必要な要素を探し出していく事を目的としたブログです。

このブログについて・分析した物語の一覧

※この記事が常に一番上にくるようにしてあります。
 最新記事はこの記事の下となります。

<このブログについて>

私は物語の専門家であるわけでもなく、個人的な考えであり、
全て正しい分析はできないと思いますが、何らかの参考になればと思います。
また、読者の方からも面白い「物語」について分析してもらい、このブログ上で
掲載し、そして意見交換ができれば良いなと思っています。

※最新の作品を語るわけではありません。最近触れて気になったものを
 分析・語るという感じです。
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面白い物語って何だろう。アノ物語が面白い理由とは?

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<語り・分析募集のお知らせ>以下の記事をご覧ください。
http://keystory.blog19.fc2.com/blog-entry-158.html

<今までに分析・語ってきた物語一覧>
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2010-05-14(Fri) | 分析・語り一覧 | comment : 0 | Trackback : 0

独特であったり、記憶に残るキャラクター達

今回の要素は
◆「独特であったり、記憶に残るキャラクター達」


前回の要素では人間らしいキャラクターが必要と書きました。
ただし、人間らしいといっても、世界には多くの人間がいます。

暴力的な人間、優しい人間、感情の変動が激しい人間、気弱な人間・・・
といったように誰もがその人自身の個性を持っています。

性格が似ている人間がいたとしても、すべてが同じ人間なんてどこにも
いないでしょう。
(いたら、完璧なクローン人間かドッペルゲンガーでしょうか^^;)

考えている事や、性格、行動は一人一人違っているはずです。
それを物語のキャラクターにも反映させると、より良い物語に
なっていくのではないだろうか?


私が面白と思う物語のキャラクターはキャラクターが人間らしく、
そして独特なものが多いです。
そして、忘れられないようなキャラクターもいるものです。


さて、物語のキャラクターを作る上で、やってはいけない事は
無個性なキャラクターを作る事、そして同じようなキャラクターを
何人も作ってしまう事です。

そうすると、キャラクター同士の駆け引きが単調になってしまったり、
誰が誰なのか見ている人に覚えてもらう事ができません。

作者は違いがわかっていても、物語・キャラクターにはじめて触れる
人には誰が誰だかわかりません。

そこで誰が誰なのかをわかりやすくするために、わかってもらうように
する必要があります。
なので、キャラクターには個々の個性や特徴を持たせる必要があります。

主要キャラクターが数人であるとすれば、全員違う性格を持たせる事に
より判別がしやすいですし、もしくは喋り方も変えてみる事により
キャラクターに特徴を持たせる事もできるでしょう。

(また、決め台詞をキャラクターに設定して特徴を出すのもありかも
しれません)

印象に残るキャラクター、特徴的なキャラクターが多く登場する物語
として、私の中では「ひぐらしのなく頃に」と「瀬戸の花嫁」でしょうか。

「ひぐらし」ではキャラクターの個性が強い上に、見た目の特徴もキャラクター
毎に違います。(主要メンバーの髪の色が全員違いますし)
また、喋り方も独特であり、誰が誰なのかを覚えるのは本当に簡単でした。


「瀬戸の花嫁」もキャラクターが特徴的で、覚えやすいです。
(特に主要キャラクターの個性の強さは凄いです)
ひぐらしのように喋り方や見た目というより、キャラクターの設定や
キャラクターの裏表の表情、そして落差辺りが強いといえると思います。


ただ、両作品に言える事として、キャラクターの個性が強すぎる点だとも
言えるかもしれません。
私はどちらも好きなのですが、人によっては個性が強すぎるキャラクターに
馴染めない事も考えられます。

個性が強いキャラクターの作品としての紹介ですので、気になった方は見て
みると良いかもしれません。
ただ、個性が強すぎると思った場合は、他の物語においても、キャラクターは
何らかの違いを持っているハズですので、見ながら研究してみると良いかも
しれません。


余談ですが、もう1つキャラクターの個性が強いものとして「逆転裁判」を
思い出しました。
こちらはゲームなので、プレイ中にキャラクターが動くのですが、動き(モーション)
がキャラクター毎に特徴的ですね。
(動きを見ているだけで面白い上に、そのキャラクターにあった動きを
しているのです)

キャラクターの個性の付け方は正確だけではなく、喋り方や見た目、動き
といった様々な要素によってつけることができます。
貴方なりのやり方で個性を表現してみると良いのではないでしょうか?


2008-08-27(Wed) | 面白い物語に必要な要素 | comment : 0 | Trackback : 0

毛布おばけと金曜日の階段

◆作品名:毛布おばけと金曜日の階段
 媒体 :ライトノベル

◆10項目をそれぞれ5段階分析

<5段階のそれぞれの意味>
★★★★★:その要素が強い・非常に優れている
★★★★ :その要素が強い・優れている
★★★  :可もなく不可もなく 普通である。
★★   :その要素が少し弱い
★    :その要素が弱い・もしくは皆無である。


1.ストーリーの続きが気になる
★★

2.キャラクターが魅力的
★★★

3.伏線、どんでん返し


4.感情が刺激される
★★★

5.ギャグ、笑い要素


6.恋愛要素
★★★

7.非日常さ


8.斬新さ・新規性


9.最初のインパクト
★★★

10.総合評価
★★★


◆「Keyの分析・語り」

著者の橋本氏の作品は「半分の月がのぼる空」、「流れ星が消えないうちに」と
読んで今回の「毛布おばけと金曜日の怪談」はそれ以前の作品であるが、半分の月〜
と流れ星が〜に通じるものを持っていると思う。

物語としては基本的に「日常」を描いており、インパクトや非日常さ、斬新さ伏線
どんでん返しといった要素はあまりない。
変わった点といえば、最初の冒頭部でメインの3人のうち1人が「毛布おばけ」として
登場する点であるだろうか。
(毛布おばけといっても本物のおばけではなく、毛布をかぶっているだけでは
あるが)

さて、物語としての面白さでは、何があるだろうか?
大きな展開や事件はないものの、主人公たちが心に感じる不安や悩みといった
感情面が大きいのではないかと思う。

誰もが感じる感情である。例えば
自分の思っている事を相手にしっかりと伝える事ができない
恋人との付き合い方
亡くなってしまった父親の事、心の病気の母親、金曜日には毛布おばけ
になってしまう姉の事

といったように日常の中の不安や悩みが多く描かれている。
また、それを上手く表現できない、解決できない点も現実の人間らしさ
を表している。

ただし、最後には「毛布おばけ」となった姉が変わりかけている事もあり、
日常が変化している、移り変わっていく点も描写されており、
変わらぬ日常はない。時が移り変わっていく事をあらわしているように
感じた。

物語的な引き込みの力は弱いかもしれないが、日常を扱った作品であるため
感情移入や悩み・不安に共感できる点も多いのではないだろうか。



★作品について★


1.毛布おばけと金曜日の階段 紹介サイト

http://www.dengekiya.com/ditails.asp?prdid=A0212510


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1.ライトノベル(アマゾンへのリンク)

毛布おばけと金曜日の階段 (電撃文庫)毛布おばけと金曜日の階段 (電撃文庫)
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2008-08-26(Tue) | ライトノベル(ハ・マ・ヤ・ラ・ワ行) | comment : 0 | Trackback : 0

最近触れている作品など

DSのソフトテイルズオブザテンペストをクリアしました。
(この文章を書いている時点でXbox360のヴェスペリアは中盤まで
進みましたが、まだクリアしていません。)

テンペストの物語上の分析・語りは次号に掲載しますが、10時間というプレイ
時間の内に描き切れていない部分が多かったような気がしました。
短い間に手軽にできるという点はよかったものの、感動といったものは特に
なく、気付いたら終わっていたという感じです。

戦闘やグラフィック、システム面もDS初テイルズという事だけあり、出来は
悪く、ゲームとしても実験的な作品に感じたのは事実です。
私の場合は、中古で入手したため、値段分は楽しめたのですが、定価で購入
してしまうと高いと思われてしまう内容だと思います。

と、テンペストの事を書いてしまいましたが^^;
同じテイルズオブでも、ヴェスペリアはなかなか面白いです!

グラフィックも奇麗な上、ストーリーもいつもよりターゲットが年齢層を
高めにしているように感じますし、戦闘システムも良い感じ。
最後までプレイしたらまた色々と書いてみたいと思います。

あと、ゲームの方では忌火起草はとりあえず一回クリアしました。
(バッドエンディングでしたが・・・)
それにしても、Wiiリモコンから音が出てくるという仕様はなかんか
ホラー系ゲームには良さそうです。


それでは、また!

2008-08-25(Mon) | Keyの日記のようなもの | comment : 0 | Trackback : 0

バブルへGO!!タイムマシンはドラム式

◆作品名:バブルへGO!!タイムマシンはドラム式
 媒体 :映画

◆10項目をそれぞれ5段階分析

<5段階のそれぞれの意味>
★★★★★:その要素が強い・非常に優れている
★★★★ :その要素が強い・優れている
★★★  :可もなく不可もなく 普通である。
★★   :その要素が少し弱い
★    :その要素が弱い・もしくは皆無である。


1.ストーリーの続きが気になる
★★★

2.キャラクターが魅力的
★★★

3.伏線、どんでん返し
★★★★

4.感情が刺激される


5.ギャグ、笑い要素
★★★★

6.恋愛要素


7.非日常さ
★★

8.斬新さ・新規性
★★★★

9.最初のインパクト
★★

10.総合評価
★★★



◆「Keyの分析・語り」

物語として惜しい感じがしました。
序盤〜中盤があまり盛り上がらない、そしてだらだらと続いている感じ
でしたが、終盤にかけての伏線と、どんでん返しがとても良くできている
ように感じられた。

項目ごとに考えてみたい
斬新さ・新規性という面で、過去に行く物語・タイムマシンを使った
物語はありきたりであるが、洗濯機型のタイムマシンで、しかも行く
場所はバブル時代の日本というのが物語として面白いと感じられる。

次に、ギャグ・伏線・どんでん返しについて。
序盤・中盤では何気なく出てきた小道具が終盤になると物語中に
関わってきて意味があったという点が大きく評価できる。

例えば、最初はただの失敗作に思えた破壊力がある扇風機のような発明作
が最後になると敵を倒す武器として利用できる。
また、携帯電話はバブル時代にないものとして中盤に登場するが、
その時に動画を撮れる事も示唆させておいている。

そして、携帯電話は終盤の会話を録音(動画の撮影)するという目的で使用
される事になる。
ただし、携帯電話は水の中に落ちてしまい利用不可能になってしまう。

しかし、そこで更に、前に伏線が張ってあったテレビ局のレポーターが
登場し、その現場を録画していたわけだ。

どうでも良いと思っていた小道具がしっかりと意味を持っていて、
しかもどんでん返しのどんでん返しが行われていて、なかなか工夫してある
印象を受けた。

この辺りからこの物語は面白くなってくるように思える。

ただし、それは終盤までしっかり視聴しての話であり、序盤〜中盤の展開は
大きな動きがあるわけでもなく、長々とバブルの時代を見せられるだけで
物語的には大きな事件もなく、退屈に感じてしまう。

最初のインパクト、ひきつけの力がもっと強く、序盤〜中盤にも何か
他の要素があり、継続的に楽しめればもっと面白い物語になっていたように
思える。
そう考えると、終盤は面白いが、序盤〜中盤は物語として惜しい作品となっている。

ただし、前にも書いたが小道具と伏線・どんでん返しの点ではこの物語はよく
工夫されているので、興味がある方は視聴してみるのも良いだろう。



★作品について★


1.バブルへGO!!タイムマシンはドラム式

http://www.go-bubble.com/index.html


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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スタンダード・エディションバブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スタンダード・エディション
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2008-08-24(Sun) | 映画(ハ・マ・ヤ・ラ・ワ行) | comment : 0 | Trackback : 0

学校の怪談2

◆作品名:学校の怪談2
 媒体 :映画

◆10項目をそれぞれ5段階分析

<5段階のそれぞれの意味>
★★★★★:その要素が強い・非常に優れている
★★★★ :その要素が強い・優れている
★★★  :可もなく不可もなく 普通である。
★★   :その要素が少し弱い
★    :その要素が弱い・もしくは皆無である。


1.ストーリーの続きが気になる
★★

2.キャラクターが魅力的
★★★

3.伏線、どんでん返し
★★★

4.感情が刺激される
★★★

5.ギャグ、笑い要素
★★★

6.恋愛要素
★★★

7.非日常さ
★★★★

8.斬新さ・新規性
★★★

9.最初のインパクト
★★★★

10.総合評価
★★★

◆「Keyの分析・語り」

物語的に考えてみると王道パターンといった感じであり、流れがしっかりと
している印象がある。

まず冒頭部に過去に学校で起こった事件を描写し、カラクリ人形が画面手前に
動きだしてくるという演出。
これを不気味に写すことにより、冒頭部で引きつけるように工夫がされている。

そしてその後にはいくらかの日常のシーンが続く。
(これを冒頭にしてしまうと物語への引き込みが弱くなってしまうだろう)

その後には非日常の世界。4時44分で時間が止まってしまった学校へと
物語の舞台が移っていく事になる。
最後には無事に時計に絡まった靴を取り出すことにより4時45分となり、
非日常の世界から離れる事ができる。

また、最後には登場する主人公たちのうち2人が幽霊であり、しかも
1人の昔に亡くなったおばあちゃん、おじいちゃんである事が判明する。
(途中でそれとなくわかるような描写があったり、その2人の事を誰も
知らない事から予想が出来てしまう可能性もあるが、最後のどんでん返し
と言えるのではないだろうか)


さて、学校の怪談2における物語的な楽しさとは一体何だろうか?
続きが気になるほど複雑な展開や大きな謎があるわけでもない。
かといって日常的な物語というわけでもない。

やはり、日常→非日常へと移り変わる所。主人公達が小学生である事
(また視聴者の年齢も基本は小学生〜中学生くらいを対象にしているのだろう)
を考えると視聴者に感情移入をさせ、幽霊・妖怪が出てくる身近な学校を
体験させる事が面白さへとつながっているのではないだろうか?

そのため、身近な学校、4時44分というキーワード、小学生達が主人公
に設定されているのだろう。

私個人の考えだが、この物語は基本は小学生かそれくらいの時期に視聴した方が
感情移入もしやすいため、物語を楽しく感じる事ができるように思える。
(怖さも体験できるのではないだろうか?)

ただ、大人になってから視聴すると映像的に怖いわけでもなく、物語としては
良くも悪くも王道パターンであるため、それなりに楽しめるものの少し物足りない
ように感じてしまうように思える。

このように物語には視聴者年齢を指定して、誰にどのように楽しんでもらうのかを
考える事も大切だろう。
(全年齢対象よりは視聴者数が絞られる分、ある層に対しては面白く感じて
もらう物語を作ることができるのではないだろうか?)


★作品について★


1.学校の怪談2映画紹介サイト(goo映画)

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD28047/


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劇場版 学校の怪談 DVD-BOX劇場版 学校の怪談 DVD-BOX
(2004/07/30)
野村宏伸杉山亜矢子

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2008-08-23(Sat) | 漫画(ア・カ・サ・タ・ナ行) | comment : 0 | Trackback : 0

ビタミンF

◆作品名:ビタミンF
 媒体 :小説

◆10項目をそれぞれ5段階分析

<5段階のそれぞれの意味>
★★★★★:その要素が強い・非常に優れている
★★★★ :その要素が強い・優れている
★★★  :可もなく不可もなく 普通である。
★★   :その要素が少し弱い
★    :その要素が弱い・もしくは皆無である。


1.ストーリーの続きが気になる
★★

2.キャラクターが魅力的
★★★

3.伏線、どんでん返し


4.感情が刺激される
★★★★

5.ギャグ、笑い要素


6.恋愛要素


7.非日常さ


8.斬新さ・新規性


9.最初のインパクト


10.総合評価
★★★

◆「Keyの分析・語り」

上記の分析項目での点数は低くなってしまうものの、それはこの物語が
面白くないというわけではありません。
ただ、上記の項目とは評価すべき点が違うという事です。

なぜか、この小説は30代、40代といった世代の父親を主人公とした7つの
物語で構成されていて、基本的に大きな事件などはない日常を描いている
ためである。

ただし、ファンタジーものや空想小説とは違い、リアルな日常を描くことにより
どこにでもいそうな父親を主人公としている。
なので、人間らしいキャラクター(父親)、家族が登場し、どこの家庭でも
起こりえるような問題に触れていく。

その問題はどれをとっても大きなものではないし(誰もが家族を持ったら
悩むであろうことが多い)、しかも最後に完全に解決するわけでもなく
驚きの展開が待っているわけでもない。

しかし、最後の最後で問題に対して少し前進し、父親や他の人物が成長する
要素が描かれている話もある。
この辺りが、空想物とは違い、リアルティがあり、多くの人に受け入れられる
ようになっているのではないだろうか?

誰だって悩む。家族の事、自分の人生の事、子供の事
でもどうやって解決していいのかわからないし、悩むことが多い。
そこを物語で表現しつつ、最後には最初の展開から一歩成長させる
もしくは、読者に考えさせるような展開になっているように思える。

私はこの小説の中で「セッちゃん」が一番印象に残った。
自分の事をセッちゃんという虐められている架空の友達にして家族に話す。
少し切ない気持になったが、実際にある事なのかもしれない。
人生は厳しい事もあるけれど、乗り越えていかなくてはいけないと
そう感じた。

また、「はずれくじ」では最初は友達の誘いを断れず、友達の言われるままに
煙草をはすわないものの、使いぱしりとなってしまう気の弱い息子が、
最後には友達の誘いを断る。
といったように成長を見せている。

この最後の成長・救いへの兆しが見えるという物語構成が、読者に読後の
満足感・余韻を残しているのではないか。

最後に、この小説は主人公が30代、40代の父親のため、年齢が違う私には
そこまで深く感情移入できたわけではない。
それでも、家族や人間の日々の生活といったものを考えさせる力があるように
感じた。
もし主人公たちと同じ年齢層の方が読んだのであればより物語に深く入り
楽しむことができるのではないだろうか?


★作品について★


1.ビタミンF 紹介サイト

http://www.shinchosha.co.jp/book/134915/



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ビタミンF (新潮文庫)ビタミンF (新潮文庫)
(2003/06)
重松 清

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2008-08-22(Fri) | 小説(ハ・マ・ヤ・ラ・ワ行) | comment : 0 | Trackback : 0

流星ワゴン

◆作品名:流星ワゴン
 媒体 :小説

◆10項目をそれぞれ5段階分析

<5段階のそれぞれの意味>
★★★★★:その要素が強い・非常に優れている
★★★★ :その要素が強い・優れている
★★★  :可もなく不可もなく 普通である。
★★   :その要素が少し弱い
★    :その要素が弱い・もしくは皆無である。


1.ストーリーの続きが気になる
★★★

2.キャラクターが魅力的
★★★★

3.伏線、どんでん返し


4.感情が刺激される
★★★★

5.ギャグ、笑い要素


6.恋愛要素


7.非日常さ
★★★

8.斬新さ・新規性
★★★

9.最初のインパクト
★★★

10.総合評価
★★★★

◆「Keyの分析・語り」

重松氏の作品は「ロストオデッセイ」「ビタミンF」と読んで、今回「流星ワゴン」
を読んだのですが、やはり読後に温かいものが残る。そんな物語でした。
特に今回の流星ワゴンは私にとっては心に残る物語になったように思えます。

さて、物語についてですが、
斬新さ・新規性という面で、もしかしたら他にも同じようなものがあると
思ったので★★★としました。

「もう死んでもいいや」と人生に価値を見いだせなくなった主人公が5年前に交通事故
で死んでしまった親子(橋本さん)の運転するワゴンに拾われる所から物語がはじまる。
そして、そのワゴンで今までの人生の分岐点・大切な日々を巡る旅に出る事になる。

斬新さ・新規性と考えた時に、流石にワゴンや死んだ親子までは同じ物語はないと
思うが、死んでもいいと思った主人公が亡くなった人に出会い、人生を振り返り
最後に頑張って生きていこうという流れの物語はありそうである。

そのため、この面だけを見るのであれば、幾つかある物語の一つと思える程度
であろう。

ストーリーの先が気になる、インパクトという面でも普通であり、ハラハラした
展開や突然大きな事件が起こるような事もない。
自分の生きてきた人生の分岐点・大切な日々を巡るという流れが何回か続く
だけだ。

しかし、この物語で面白い・凄い・引き込まれていくと感じるのはキャラクターと
そのキャラクター達の感情の部分である。
ここがこの物語の面白い部分であると私は思う。



キャラクター・感情について。
主な登場人物は主人公に、主人公の父親であるチュウさん。
(※チュウさんの年齢は今の主人公と同じ38歳である)
(※実年齢の父親は63歳であるが、物語中に登場するのは
  息子と同じ時の父親である)

5年前の事故で亡くなった橋本さんとその息子健太君
主人公の妻と息子。

の6人である。
(人生をめぐる旅をするという点では主人公、チュウさん、橋本さん一家
 の4人である)

そして、関連性として
父親が嫌いであった主人公と、息子と上手く接することがなくガンで死ぬ寸前の
父親(チュウ)さん

主人公の息子であり、現在は家庭内暴力を振るう息子と離婚を求める妻
(家庭崩壊状態)

実の親子ではないものの(再婚)5年前に死んでから絆を深めた橋本さんと健太君

特に重要な関係は主人公を取り巻くチュウさんと息子と妻である。
現実世界では、主人公と父親の間には大きな溝があり、家族との関係も崩壊
している。

過去の大切な日々をめぐるうちに、過去を変えようと努力するが、結局は
ほとんど現実世界を変える事はできないのである。
この物語は一部はファンタジー要素が入っているものの、基本的には現実の
厳しさ・辛さを出している。

そのため、過去を全て悪い方向にいかないようにやり直してハッピーエンドで
終わるような物語ではない。

しかし、過去に戻り、自分が知らなかった事を知る事により、自分がやれなかった
事・苦しめてしまった事を悟る事になる。
(過去においてチュウさんにも出会い、現実世界では深める事ができなかった
父と子の絆も取り戻していく)

結局、やれなかった事、苦しめてしまった事、変えたい過去を変える事はできない。
しかし、旅を通して もうどうしようもないと半ば諦めていた最初の主人公から
サイアクな現実には変わりはないけれど、そこから新たな一歩を踏み出していこう
未来を変えていこうと思うようになる。

悩み苦しむ様子が描写されており、無理にハッピーエンドにしてしまうのではなく
今から変えていけばいいじゃないか、未来は変える事ができると力強く訴えるこの
物語の力が読者を引き込んでいくのではないだろうか?

決して最後は甘い展開ではないが、それでも読者に温かさ、前向きに生きていくという
力を与えてくれるそんな物語である。
(逆に最後が甘い展開で全員がハッピーになってしまったら、この物語はそこそこ
面白いかもしれないが、ここまで深みのある面白さにはなっていなかったと思う)

最後に、
人生に疲れている人、不安を持っている人、未来に自信を持てない人
主人公になったつもりで、この物語に触れてみると良いかもしれない。



★作品について★


1.流れ星ワゴン 紹介サイト

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=274998X


◇<購入>

1.小説(アマゾンへのリンク)

流星ワゴン (講談社文庫)流星ワゴン (講談社文庫)
(2005/02)
重松 清

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2008-08-21(Thu) | 小説(ア・カ・サ・タ・ナ行) | comment : 0 | Trackback : 0

人造昆虫 カブトボーグ V×V

◆作品名:人造昆虫 カブトボーグ V×V
 媒体 :アニメ
※アニメを数話視聴した程度の分析・語りであり、全話視聴しているわけでは
 ありません。


◆10項目をそれぞれ5段階分析

<5段階のそれぞれの意味>
★★★★★:その要素が強い・非常に優れている
★★★★ :その要素が強い・優れている
★★★  :可もなく不可もなく 普通である。
★★   :その要素が少し弱い
★    :その要素が弱い・もしくは皆無である。


1.ストーリーの続きが気になる
★★

2.キャラクターが魅力的
★★

3.伏線、どんでん返し
★★★

4.感情が刺激される


5.ギャグ、笑い要素
★★★★

6.恋愛要素


7.非日常さ
★★★★

8.斬新さ・新規性
★★★★★

9.最初のインパクト
★★★★

10.総合評価
★★★


◆「Keyの分析・語り」

物語的に評価するとある意味凄い作品であるように感じた。
特に斬新さという意味では他の物語の構成とは全く異なっているように思える。

今までの物語のパターン・型というものを全て無視して作ったような物語の
展開になっているのである。
例えば、いきなり最終回のような展開(一話目にしてラストバトルが繰り広げられる)
しかも、相手の正体は主人公の父親であったというトンデモ展開
(伏線・説明は全くなし、突然に明らかになるのである)

また、他の話であるが、物語の終盤に地球が滅ぶかどうかという展開まで引っ張って
おいて、次回に続くのかと思ってみていた。
(普通の物語では、地球を救う過程や、展開が描かれるのが当たり前だが普通だ)

しかし、このアニメは次回予告(数秒)の間に、地球は救われた事になっており、
次回からは全く別の話になってしまう。
ようするに、物語的に「何でもアリ」という事になっている。

その点で、どんでん返しという点(最後にとんでもない事が起ることがある)
も評価を高くしてある。
(ただし伏線はないため、総合的な評価は★★★としている)

ストーリーの続きが気になるという点であるが、次に何が起こるか全く
予測不可能であり、そのような意味では気になるが、物語的な引っ張り方
続きが気になるというよりは、ギャグ展開で引っ張っている感じがする。
そのため、★★と評価した。

ここまでは評価すべき点を主に書いてきたが、物語として考えた時、弱さ
もあるのは事実である。
まず、ギャグ要素、トンデモ展開が主になっているため、続きを予想して楽しむ
事や物語を追っていくという楽しみ方は難しいのではないだろうか。
(良くも悪くもギャグ系の物語として楽しむべきなのかもしれない)

また、唐突な展開が多くあり、それまでの話やルールが突然崩されてしまう事も多い。
そのため、純粋に普通の物語として楽しむ事はできないようにも思える。

いろいろと書いてきたが、あくまで斬新さ・ギャグ展開がメインの物語であり
普通の物語の型・パターンとは全く違うものである。
私個人としては物語的にはお勧めできないが、このような構成の物語もあるという
事を知るためには良いかもしれない。
(普通の物語を作る上で同じ手法を使うのは難しいとは思うが、一例として参考に
するのは良いように思える)


1.アニメ公式サイト

http://www.bs-j.co.jp/kabuto/


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人造昆虫 カブトボーグ V×V Vol.1人造昆虫 カブトボーグ V×V Vol.1
(2007/05/25)
不明

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2008-08-20(Wed) | アニメ(ア・カ・サ・タ・ナ行) | comment : 0 | Trackback : 0

魔探偵ロキ

◆作品名:魔探偵ロキ
 媒体 :アニメ(原作は漫画)

※ここの評価ではアニメ版のみとさせて頂きます。
 (原作を読んだことがないため)
※アニメを全て視聴しての分析です。


◆10項目をそれぞれ5段階分析

<5段階のそれぞれの意味>
★★★★★:その要素が強い・非常に優れている
★★★★ :その要素が強い・優れている
★★★  :可もなく不可もなく 普通である。
★★   :その要素が少し弱い
★    :その要素が弱い・もしくは皆無である。


1.ストーリーの続きが気になる
★★

2.キャラクターが魅力的
★★

3.伏線、どんでん返し


4.感情が刺激される


5.ギャグ、笑い要素
★★

6.恋愛要素


7.非日常さ
★★★

8.斬新さ・新規性


9.最初のインパクト
★★

10.総合評価
★★


◆「Keyの分析・語り」

原作は読んでいないのでアニメのみの評価ではあるが、正直そこまで
引きつけられるような魅力は感じられなかった。

一話一話はそれなりに楽しめるのだが、そこまで続きが見たいと思うほど
でもない。
北欧神話をモチーフにしているため斬新さという面・インパクトという
面でもそこまで高く評価はできない。


キャラクターも北欧神話をモチーフにした変ったキャラクターが出てくるが
場面によってキャラクターの性格(や立ち位置)が変わる事が多く、強い
目標や思いを感じる事ができなかった。

また終盤の展開についてだが、ロキの正体を疑った・神界に戻る、戻らない
といった展開になっていたが、どれも中途半端に終わった感じがする。

引っ張るだけ引っ張って結局のところは、物語的に何も進展もなく
終わらせてしまった感じがする。

なぜそのような選択をしたのか、結局なにも明らかにならずに終わってしまうのか
中途半端に感じてしまった。
最後のシーンもよくわからない新キャラが出てきて、謎を残したまま終わって
しまった。
(これはアニメの続編を制作する予定であったのか?もし、そうだとしたら
物語的に元から終わっていないのかもしれない)

物語とは違うが、映像面においても最初と最後は力が入っているように思えるが
中盤はアニメーションの動きが少なく、手抜きをしているような感じがした。
(そう思えただけなのかもしれないが・・・・?)




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2008-08-19(Tue) | アニメ(ハ・マ・ヤ・ラ・ワ行) | comment : 0 | Trackback : 0

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