2008-08-10
◆作品名:灼眼のシャナ
媒体 :ライトノベル・アニメ(原作ライトノベル)
※ライトノベル版をもとに分析を行っています。
※原作ライトノベルを16巻まで読んでの分析です。
1.ストーリーの続きが気になる
★★★★
2.キャラクターが魅力的
★★★
3.伏線、どんでん返し
★★★
4.感情が刺激される
★★★
5.ギャグ、笑い要素
★★
6.恋愛要素
★★★
7.非日常さ
★★★★
8.斬新さ・新規性
★★★★
9.最初のインパクト
★★★
10.総合評価
★★★
◆「Keyの分析・語り」
ライトノベルの中でも有名な「灼眼のシャナ」シリーズの物語について
考えてみたい。
「灼眼のシャナ」の物語として良くできていると思う点は、日常と非日常の
使い分けであると私は思う。
物語を面白くする為には、平凡な日々だけでは基本的に難しい。しかし非日常ばかり
を読者に見せるだけでも飽きられてしまったり、同じような展開の繰り返しになって
しまうと考えられる。
しかし、灼眼のシャナシリーズにおいて、日常と非日常は交互に物語に組み込んであり
どちらか一方のみに偏ってしまう事が無い。
戦闘や非日常的な場面が続いた話の次は、日常の学校での話や地域での行事、また
恋愛関連の話へと繋がっていく。
この「日常」「非日常」の2つの要素を上手く物語に配分する事ができているので
物語全体として面白いものになっているのではないだろうかと思う。
ただし、個人的にだがこのシリーズは上記の点は優れていると思うが、逆に物語を
楽しませる上で障害となり部分もあると思う。
それは、難解な設定、難しい言葉(単語)の多さ。
また、戦闘描写の分かり難さ、本編中に挿入されている現在の主人公たちとは全く
関係のない物語などである。
難解な設定、難しい言葉という面では、このシリーズは毎回、多くの固有名詞が
出てくる。
例えば、ミステス、トーチ、フレイムヘイズ……などである。
これらの言葉を覚えないと物語を理解するのが大変である。
また、個人的な意見になるのかもしれないが、戦闘描写が難しく、どのような
場面であるのかをイメージするのが難しい。
(文章自体の難しさ。私の力が足りないだけかもしれないが)
そして、一番の問題と思うのが、本編中に入る「現在の主人公たちとは全く
関係のない物語である」
世界がしっかりと構築されていて、過去の話もあり、深く物語が考えられている
感じはするが、本編において今まで少ししか出て来なかった しかも過去数百年前
のキャラクターの物語を読みたいと思うだろうか?
もちろん、個々の話としては楽しめるレベルではあると思う。しかし多くの読者が
望んでいるのは現在の物語の続きであって、過去の物語ではないと思う。
それを外伝という扱いではなく、本編(1冊分を使って)行うというのは
どうなのだろうか?と個人的には思ってしまう。
個人的な考えでは、このシリーズは日常、非日常の使い分け、物語の深さという点
では評価できるし、面白いものになっていると思う。
しかし、幾つか物語を楽しむ上で障害となってしまう可能性のある事柄も含まれて
いるのではないだろうか。
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